【テーブル茶道体験インタビュー】

今回は世田谷の閑静な住宅街にてテーブル茶道「雪月花」を開講されいている鈴木宗雪様のご自宅にお邪魔して、テーブル茶道の体験インタビューをさせていただきました。




1階には茶道を行うためのに作られたという和室と水屋があり、普段はこちらで茶道の体験講座も開催されているそうです。
和室の雰囲気ももちろんよかったですが、それだけではなく蓮の葉っぱに塗装をされた素敵なインテリアがとても印象的でした。

2階に上がるととても素敵な空間が広がっていました。ダイニングテーブルにはテーブル茶道の道具や季節を感じさせる和菓子をご用意して下さってました。鈴木様の私たちへのおもてなしのお気持ちが伝わってきてとても感動いたしました。



テーブル茶道を体験する前に少し鈴木様とお話をさせていただきました。
鈴木様は裏千家で25年間茶道をの経歴があり、8年ほど前からテーブル茶道「雪月花」を開講されたそうです。「茶道の楽しさを一人でも多くの人に知ってほしい」と思っていましたが、歴史があるだけに、興味があっても敷居が高く難しそうなイメージを持たれる方が多かったので、現代にあったかたちで、この素晴らしい文化を広められないかと考え、和室や正座、着物の必要がないテーブル茶道をはじめたそうです。
また最近では日本の伝統文化を勉強して海外に行き、海外の方に日本の文化をに伝えたいと思う方も多いそうです。そういったときにテーブル茶道であれば、茶室がないホテルやホームステイ先の場所でもお披露目ができるということもあり、受講をされる方が多くなってきているそうです。
茶道は総合芸術と言われており、道具に関しては日本各地の伝統工芸品をはじめ、お花やお香、和菓子などとても奥深いものがあり、目で季節を感じ、お抹茶やお香の香りを鼻で感じおいしい和菓子を舌で。お点前の中からお湯の注がれる音や、心地良い抹茶の点つ音を耳で。そしてお茶碗の優しいぬくもりやあたたかさを手から感じる。このように五感をフルに使うので、それだけいろんな知識が必要になってきます。その中で私が鈴木様から聞いてとても素敵だなと思ったのが「季節」を表すという点でした。俳句や短歌にもよく使われている季語のような季節感をいかに表現するかという点がすごく重要でそこに趣があるということを仰っていました。
そして一番大事な点が、お茶を点てる相手のことを思い、さまざまな準備をしておもてなしをし、最高の時間を過ごしていただくという気持ちが大事ということを教えていただきました。

次に実際にテーブル茶道の体験をさせていただきました。
まずは総礼をして袱紗の捌き方からお道具の拭き方、置き場所、と教えていただいたのですが、この袱紗の捌き方が何回も行う動作なのでを覚えるのに時間がかかり、またきれいに折るのが難しく同じ手順でやっているのに鈴木様の袱紗と全然同じ形にならず苦戦をしました(笑)
その後も茶筅通しから茶碗の持ち方やお茶の点て方と丁寧に教えていただきました。
生まれた初めて自分でお茶を点てましたが、同じような動きをしていても鈴木様の点てたお茶のように綺麗な泡が立たず、難しさとともに奥深さを学ぶことができました。

その後は美味しい和菓子と一緒に自分で点てたお茶をいただいて、お茶碗や茶筅の洗い方まで教えていただきました。
私自身、初めて茶道を体験させていただきましたが、感想としてはものすごく楽しかったです。細かい動作一つ一つにも意味があったり、一見簡単そうな動きにもコツがあったりといった奥深さも知ることができたので、すごくはまりました。
またお茶を点てている間は余計なことは一切考えずに無心で集中できるので、自分の為にお茶を点てると自分と向き合うことができるような気がして、普段の生活では味わうことができない貴重な時間(空間)を体験することができました。
また来月も個人的にお邪魔して勉強をさせていただこうと思いました。
鈴木様、本当に貴重なお時間いただきましてありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。 結-ITOYOSHI-スタッフ一同
鈴木 宗雪 (すずき そうせつ)
裏千家茶道 終身師範会員 助教授 成瀬 宗富を師に裏千家茶道を20年学ぶ。
講師 助講師を経て、専任講師 茶名 宗雪 を頂く。8年前より、茶道教室と子供茶道教室も開く。
長期休みには、親子茶道教室や 体験会を開催。
留学前、海外赴任前の短期集中コース
小学校受験前の短期体験会など、開催その他、ご相談に応じます。
現代の生活スタイルに合った形での茶道を提案したく日本カルチャー協会 テーブル茶道認定講師取得。
スズキアカデミー
テーブル茶道「雪月花」 主宰
大人のお稽古サロン「茶遊」 代表
和文化コンシェルジュ
松月堂古流師範
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